スキップしてメイン コンテンツに移動

研究フォーカスと業績

人間は食品をどのように味わうのだろうか?
このように問われると、“味覚・嗅覚を使って”、と答える方が多いでしょう。しかし、わたしたちは口に物を入れる以前に、既に"それを口に入れるかどうか"という重要な決断を行っています。これには視・聴・触、内臓感覚などからの情報に加え、食品のブランド、安全性、嗜好、同席者との関係などの数々の要因が絡み合います。さらに食品を口に入れて以降も味や香りだけではなく食感(触感)や温度をも含めて多感覚の情報を統合します。このように"食"をはじめとした日常生活の中に、個々の感覚の分析をこえた心理学的な検討課題がつまっています。
本グループのミッションは、こうした知覚・感情・コミュニケーションまでも内包する人間の活き活きとした食や、日常生活、サイバー空間内で生じる現象や行動を科学的に記述し、それに関与する変数を解明することすることです。さらに、これらの研究によって生まれた知見をひろく発信し、人々の生活、ウェルビーイングに貢献ことを目指しています。(yw)

研究フォーカスと論文業績

  • 多感覚知覚

論文以外の業績