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「人物で読む心理学事典」が出版されます

サトウ タツヤ(監修)/長岡 千賀・横光 健吾・和田 有史(編) 定価 8,800 円(本体 8,000 円+税) A5判/424ページ 発売予定日:2024年02月04日 ISBN:978-4-254-52036-1 C3511 人名から引く心理学理論事典。定番の人物だけでなく,今まであまりとりあげられることがなかった人物や日本人も含めとりあげ,その人物および心理学の意義とおもしろさを伝える。〔内容〕スキナー/エリクソン/ヴント/パヴロフ/ピアジェ/フロイト/ユング/カニッツァ/カーネマン/河合隼雄/森田正馬/三隅二不二等 https://www.asakura.co.jp/detail.php?book_code=52036&fbclid=IwAR1n3ciUtWJkMlXTDZk3Qg25HylrcvPE8V8rmneoD-Wp8oizmEwRNjrbZ7c

心理学評論に論文が掲載されました。

著者:和田有史・高橋拓児・門上武司・石田雅芳 出版年:2023 タイトル:食の心理学と芸術としての食 雑誌:心理学評論, 66 (1), 50-60. 特集:アートと心理学 (編集:高橋康介・和田有史・北川智利・蘆田 宏) 巻号頁:66 (1), 50-60. 心理学評論URL: http://www.sjpr.jp/ 要旨:心理学はかねてより芸術と食に深くかかわってきたが,芸術としての食については未踏の領域である。その理由はそもそも食が芸術とみなされてこなかったことにある。近年,ガストロフィジックスとして食についての多感覚知覚研究がシェフや消費者に知られるようになり,ファインダイニングのシェフの創作活動にも影響を与えるようになった。多感覚知覚であることをはじめとして,食と他の芸術との共通点が見出されつつある。それらの共通点についてはこれまでの食の心理学でも検討されてきており,VRや新しい食体験の創造に心理学は貢献しつつある。その一方,美食についての心理学的研究については今後方法論も含めて検討する必要がある。その手がかりとして,本稿では料理人と食ジャーナリスト,心理学者の美食についての対談を掲載する。 Abstract: Psychology has long been deeply intertwined with the arts and with food, but food itself as art remains unexplored. One important reason for this oversight is that food has never been regarded as art. Recent experimental research on the multisensory perception of food, which is known as gastrophysics, has begun to attract the attention of chefs and consumers and to influence creativity in fine dining. Furthermore, food shares common factors, including multisensory experiences,...