第16回多感覚研究会 会期:2026年2月14日―15日 会場:京都大学吉田キャンパス URL: https://sites.google.com/view/multisensejapan/msj16?authuser=0 2026年2月14日14:00~16:00 タイトル:「塩辛い」はクロスモーダル効果 ―三叉神経刺激(辛味)による塩味知覚強度促進― 発表者:西口美穂 (立命館大学),和田有史 (立命館大学) 塩味は基本味の一つである一方で,辛味は三叉神経刺激であり,その受容には TRPV1 が関与している。これまで食塩水に少量のカプサイシンを添加することで塩味強度が増加する ことが報告されているが,先行研究では辛味が評定されないことで塩味に誤って帰属される「ハローダンピング効果」が生じた可能性がある。本研究では,辛味と塩味の評定をとも に行わせても塩味増強がみられるかを VAS(実験 1),gLMS(実験 2)を用いて検討した。その結果,辛味ありの食塩水は辛味なしの食塩水よりも強い塩味が報告された。このことは,辛味による塩味増強はハローダンピング効果ではなく,三叉神経刺激と味覚のクロスモーダル効果であることを支持する。 2026年2月15日13:00~15:00 タイトル:Functional visual field shrinks with virtual visual field loss 発表者:竹林ひかり (立命館大学),和田有史 (立命館大学) 緑内障等の主症状である視野狭窄を VR 再現した.症例報告に則った視野再現とし,眼球運動にリアルタイム追従する段階的な周辺視野のぼやけを適用した.18 名が晴眼,視野狭窄弱(中心 34dB から水平 27° で 24dB に低下),視野狭窄 強(21° で 24dB)の 3 条件で視覚探索課題を実施した.解析では視野条件によるサッカード開始点の分布を評価し,動的状況での有効視野半径をシミュレートした.晴眼条件のサッカード分布は上下左右均等に広がったのに対して,狭窄 2 条 件では残存視野の楕円形状を反映し水平方向に偏った.有効視野半径は晴眼の 7.64° から狭窄強で 6.67° へ単調に縮小した.本結果は,視野障害において有効視野が生理的視野と連動して狭まる可能性を示唆...
立命館大学 多感覚・認知デザイン研究室(和田有史 Yuji WADA・北川智利 Norimichi Kitagawa)
多感覚・認知デザイン研究室=多感覚知覚と食の認知の研究を行うラボ -大学院生を募集しています-